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「アッチじゃない コッチの心の問題だ」

「アッチじゃない コッチの心の問題だ」

(大谷 徹奘【てつじょう】)

 

 

なんでも人のせいにする人がいます。

これは成長のできない人の考え方です。

 

何か問題が起こったとき、その原因が自分にあるとして捉えるのが自責思考です。

起きた問題を、それが自分の仕事のミスであったとしても他者のせいにすることが他責思考です。

他責的な人は自責的な人と違い、当事者意識がなく自分で問題を解決しようとしません。

デキる社員は自責的、ダメ社員は他責的と言われるのはこのためです。

 

【自責思考の例】

◆仕事でミスをしたとき

→確認を怠った自分が悪い

→正しいやり方を身につけられていない自分が悪い

◆チームが目標を達成できなかったとき

(自分の個人目標は達成している)

→自分が新人のため、先輩にフォローの時間を多く使わせてしまった

→新人メンバーのフォローが不十分だった

 

【他責思考の例】

◆仕事でミスをしたとき

→サポートを怠った上司や先輩が悪い

→業務マニュアルが整備されていない環境が悪い

◆自分の個人目標も達成できなかったとき

→新人だからできなくて当然(新人という環境のせい)

→話を理解しようとしなかったクライアントが悪い

 

他責思考の問題点は、「問題の原因は自分の手の届く範囲にない」と考えてしまうところです。

つまりこの考えは、「自分には問題解決のためにできる行動はない」という思いに結びつき、本人は何も行動を起こしません。

そのため、他責では問題が解決されないのです。

 

そして、なぜ他責思考になってしまうかというと・・・

・自分の「行動」に対する「結果」を自分がつなげることが出来ない

・結果に対し自分が拘っていない

・自分の悪さ、不足している部分を認めたくない

 

問題はすべて自分の中にあるのです。

だから自分の考え方を変えなければ、自分の環境は改善させることはありません。

それを自覚することを自立と言います。

それに拘って行動出来るようになることを自律していると言います。

 

人の行動は直ぐに変えられませんが、自分の行動は直ぐに変えられます。

問題の本質をキチンと考え、自分の行動が変われば、必ず結果に何か変化が起こります。

もし、結果が変わらなかった場合は、考えが足りなかったせいです。

 

今日も、お客様によりお役に立てる我々になる為に、現状に対ししっかりと考え、より良い行動が出来るように変えていきましょう!

 

 

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