「記憶は精神の番人である」

（シェークスピア 1564〜1616 イギリスの劇作家 詩人）

「番人」とは、番をする人、見張りをする人という意味です。

昔は、公衆の保護と犯人の検挙に当たった職を番人と呼びました。

今まで自分がしていただいたことを記憶しているから、人は理性を持って我を抑えることが出来るのだと思います。

義理や人情といったものは、正にこの言葉を実行していることだと思います。

人に迷惑をかけたり、嫌な思いをさせたりした記憶は何時までも消してはいけません。

人にしていただいたこと、助けていただいたことの記憶も何時までも消してはいけません。

消すことなく我を抑えて行動するから豊かな人間関係が育まれます。

自然環境や世の中に対しても同じです。

今、私たちがあるのは自然環境や世の中のお陰様です。

それに感謝することがとても大切なのです。

そして、その恩を次世代へ増やして送ることが大切です。

自分が10もらったら、次世代へ11送るのです。

その繰り返しが世の中を豊かにします。

今に満足できないのは自分のせいです。

誰のせいでもありません。

「恩を仇で返す」ことや「嘘をつく」ことは悪行だとみんなわかっています。

人や自然に対する悪行は、心の中で消えることがないことを自覚することが大切です。

悪行を続けるとドンドン自分が苦しくなっていきます。

今日もより豊かな未来を創るために行動していきましょう。

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