「自ら見るこれを明という」

（韓非〜BC233頃中国の思想家）

自分自身のことをしっかりと知っていることを明知（優れた知恵、英知）であるということです。

自分自身のことは、自分が一番知っていると思うかもしれませんが、意外と知っているようで知らないことが多いものです。

他人のことはよく見え、冷静に見ることが出来ますが、自分自身のこととなると客観視できないこともあります。

客観的に他人を見ることは難しいことでありませんが、客観的に自分を見ることは案外難しいものです。

他者を見るのと同様に自分自身を見つめることができること、自分で自分が見えること、これこそが賢明であり、明知であるということです。

自分自身のことを良く知っているからこそ、それに合わせて工夫をすることや努力をすることが出来ます。

自分自身の趣味、志向、行動の癖、思考の癖・・・何も知らないことには、何もできませんから自分自身のことを良く知っているということが大切なのだと思います。

自分は見て覚えるのが得意という人は、たくさん見ることが大切ですが、書かないと覚えられない人は、たくさん書くことが大切になります。

自分はどっちなのか、正しく知っておくことが出来ないと、どちらの方法を選択すれば良いかも判断できませんよね。

自分自身のことを良く知らず、自分の好き嫌いや楽で選んでいては、思った成果は得られません。

自分自身のことを良く知っていれば、問題や課題に対し、どう取り組めば良いか、何を改善すれば良いかが判断できるようになります。

謙虚な心で、日々を振り返り、自分の悪い部分（性格ではありません）、問題のある部分を感じ、「明日はこうしてみよう」と日々改善を繰り返していくことで、自分の癖を知りながら成長していくことが出来ます。

日々自分を正しく見つめ、成長し続ける仲間でありたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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