「時間を消費する人、投資する人」

（横田尚哉ファンクショナル・アプローチ研究所社長）

“「おまえの先輩が雑務としてこの仕事を与えたか、経験として与えたかは分からない。いずれにせよ、おまえはそれを経験にはしないかった。この半年間ただ”消費”をしただけで、”投資”にはなっていない。図面を見ただけで、縮尺も何も瞬時にして分かる。その技術は教科書にも書いていなければ、学校の先生も教えてくれない。これは経験でしか得られないものなんや。おまえはその経験の場を与えられている。同期の人間なんかより、おまえのほうがずっと恵まれている。それをおまえは分かってないだけや」“

与えられた作業をただこなしているのは時間の浪費で、真剣に向き合い創意工夫をして仕事をする人は能力が向上していくので、自分への投資ということです。

仕事の意味と価値を感じて、真剣に仕事に取り組むことが自分を成長させ、人生を豊かにしてくれるのです。

自分がやっていることには必ず意味も価値もあり、そこには自身の成長があるのに、毎日当たり前のように仕事をしているとどうしても自分のやっている仕事をつまらないと思ってしまうことがあります。

その姿勢で仕事をしているから、ただ時間を消費するだけで何も価値も成長もないというサイクルを自らが生み出してしまっていくのだと思います。

その時は何も感じなかったり、何に役に立つんだろうと思っていたことが、数年後に役に立つことはたくさんあるものです。

その仕事ややっていることを自分の中でどう解釈して捉えるかが大切で、同じ仕事でも自分の考え方やスタンス一つで得られるものも、見える世界も変わるのです。

自分がやっていること全てが経験であり、投資であり、自分のためになり、未来の自分を作っているのだと自覚して仕事に取り組んでいきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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