「命のバトンタッチ」

（鎌田實諏訪中央病院名誉院長）

“お母さんの人生は40年ちょっと、とても短い命でした。でも、命は長さじゃないんですね。お母さんはお母さんなりに精いっぱい、必死に生きて、大切なことを子どもたちにちゃんとバトンタッチした。人間は「誰かのために」と思った時に、希望が生まれてくるし、その希望を持つことによって免疫力が高まり、生きる力が湧いてくるのではないかと思います。“

実は科学的にも立証されていて、希望を持って生きている人のほうが、細胞が活性化し、免疫力が高まるという研究も発表されています。

希望や目的を持ち続けることで、細胞は活性化され、同じことをしていても結果や成果は変わる。

これは仕事においても同じことが言えると思います。

同じように時間を費やしたとしても、自分の意識次第で結果も成果も変わってしまいます。

仕事は自分の為にするものではありませんから、誰かのためにと思って工夫をしていくことで、自分の仕事に意味と価値が生まれ、生きる力が湧いてきます。

様々なご縁でいただいた命であり、今です。

いただいたバトンを次の人により良くして渡す。そう思って仕事をするだけで自分の仕事の質が変わっていきます。

どんな人の悩みや課題を解決し、誰にどう役に立つのか・・・希望や目的を持って行動し、いただいた命を喜ばせていきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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