「腹を括れば、自分がなくなる」

（水野彌一京都大学アメフト部前監督）

“私は昭和43年に大学院を卒業した後、本場のアメフトを学ぼうとアメリカへ留学しました。これが一つの転機になりました。それまではいわゆる体育会のシゴキをやって、普通じゃない、特別な選手をつくることがスポーツの指導だと思っていましたが、アメリカはそうじゃなかった。集めてきた選手に自分たちの戦術を教えて、組織で試合に勝つと。その大切さを学びました。“

自分がなくなるというのは、我がなくなるという意味で、ほとんどの人は我欲だけで生きています。

しかし、この我の根っこは多くの人に認められたいと求めているということがわかると、みんなのために応えることが大切なのだと気づくことが出来ます。

「やるしかない」と腹を括れば、「やる」ことが一番になりますから我を抑えることが出来、自分を縛っていた周りに認められないものから解放されますので、逆に自分が自由になるものです。

「こうでなければならない」、「こうがいい」と自分に制限をかけているのは自分でしかないですから、自分の感情に流されるのではなく、目的を達成するために必要なのかを客観的に見るということが重要なのです。

「感謝の気持ちで人のために生きる」この気持ちで働いてくれた方々が、今の世の中をつくってくださいました。

それを受け取った私たちも、感謝の気持ちでみんなの役に立っていきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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