「やらされている百発より、やる気の一発」

（中村豪愛工大名電硬式野球部監督）

“非凡な野球センスを持っていたイチローだが、練習は皆と同じメニューをこなしていた。別段、他の選手に比べて熱心に打ち込んでいる様子もなく、これが天性のセンスというものか、と私は考えていた。そんなある日、グラウンドの片隅に幽霊が出るとの噂が流れた。深夜になり、私が恐る恐る足を運んでみると、暗がりの中で黙々と素振りに励むイチローの姿があった。結局、人にやらされてすることを好まず、自らが求めて行動する、という意識が抜群に強かったのだろう。“

これは野球に限らず、すべてにおいてやる気のある人は、やらされている人が一発やる間に、百発はやっているのではないでしょうか。

いくら指導者が熱を入れても、選手側が「やらされている」という意識でダラダラ練習をしていたのでは何の進歩もありません。

やる気の1発は、やらされてすることの100発にも勝るのです。

そのことを誰に言われずとも実践し、自らの道を開拓していったのが高校時代のイチローだったのだと思います。

仕事では、最低限のことしかやっていない人は、最低限の成果も出せませんし、今、自分の納得がいく成果がでていないなら、今までと同じやり方、努力では成果を変えることはできません。

成果を上げたいのであれば、自分から行動を起こし、何をすればよいのか調べたり、考えたり、相談して、今まで以上に実行していくことが必要なのです。

みんなで最高の成果を掴み取りにいきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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