「一流になりたければ超一流に触れよ」

（高橋忠之志摩観光ホテル元総料理長兼総支配人）

“人間の幸せは健康とかお金とか友達とか趣味に生きるとか、よく言うじゃないですか。私は嘘だと思うんです。美しいと感じる能力、美しさを知る能力ってありますでしょう。これを持ち合わせていないと幸せにはなれないですね。音楽でも絵画でも彫刻でも、あるいは自然や人の出会いでも、感じる力がなければ私はダメだと思います。一流になりたければ超一流に触れなければダメだと思いますね。一流からは二流しか学べない。やっぱり世界の超一流になる意気込みがないと一流の仕事はできませんよ。そのためには絶えず勉強するしかありません。…私は料理は教えて受け継ぐものではないと思っています。新しい人たちが新しい料理長像をつくっていくことが尊いんですよ。“

確かに、お金や友人を増やしたり、やりたいことをやるためにも、感じる力や気付く力が必要だと思います。

今あることが有難いと感じることが出来ない、有難いことだと気づくことが出来ない人は幸せになれないとも思います。

自分よりすごい人に触れることで、自分の知らないことを知る事や違う当たり前で生きていることがわかります。

特に、料理人であれば、おいしい料理を食べさせたいという強い愛情とそこに向けて妥協することの無い創意工夫が感じられると思います。

どんな仕事も同じですが、もっと喜んでもらいたい、もっと役に立ちたいという気持ちで仕事をすることが、一流になる道だと思います。

「最高の満足を与え、最大の信頼を得る」これがどんな仕事でも大切なことですから、そこへ向けて必要なことを取り入れられるようにしていきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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