「限界をつくっているのは自分自身」

（十二年籠山行満行者・比叡山延暦寺円籠院住職）

“300年の歴史の中で、私以上に長く好相行（三千の仏様の名前を唱えながら五体投地を行うもの）をした方はいません。全員が4ヶ月以内に感得しているんですね。…やはり体力の限界が来る。精神的にも限界が来る。もう二度と立ち上がりたくない。それくらい疲れ果てます。その時、どうするか。もう一回だけやろうという気持ちを起こすんです。で、もう一回やりますと、あともう一回くらいできるんじゃないか、と思うんです。これを3回繰り返すと、いままで限界だ、もう二度と立ち上がれないと思っていたのがなぜか不思議と「なんだ、できるではないか」と、気力が漲ってくる。“

「もう無理」そう思うのは自分でそこからもうひと頑張りすることで、「あれ？意外とまだいける」と自分が思っているよりも出来る自分と出会えるということですね。

誰しも余裕を持っておきたいと思うものですから、「ここが限界だ」と壁を自分でつくってしまうだけなんですよね。

これでは自分を甘やかしてしまっているだで、実はもっと出来る自分を知らずに終わってしまうことなってしまいます。

「あと一回だけ頑張ろう」、「もう一歩だけ踏み出そう」と自分の力を信じ、自分にエールを送り頑張っていくことで、自分の潜在能力を開花させることが出来ます。

それぞれの仕事、それぞれの立場において、自分なりに全力を尽くしていると思います。

今の自分を認めつつ、「まだまだいける」と「もう一歩」チャレンジして思っていたよりも出来る自分に出会えたら、思っていたよりも出来る仲間に出会えたら感動的だと思います。

みんなで今の一瞬を真剣に生き切り、感動し合いたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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