「前後際断・瞬間燃焼」

（斎藤智也聖光学院高校硬式野球部監督）

“これは勝負の世界でも一緒ですよ。負ける怖さを骨の髄まで味わい続ける。だから解き放たれる。その時、やっと勝負事から天に任される状態になって、夏の大会にさぁ行こうか、潔くやろうぜ、という気持ちになる。選手たちには勝つも負けるもない。ただ一瞬一瞬やり切るだけ、という状態になる。潔く、試合展開にも一切こだわらず、一喜一憂せず、まさに前後際断、過去も未来もすべて消す。まさにいまだけ、一途一心、という境地で臨める時は強いです。“

「前後際断」とは、過ぎ去った事にこだわらず、起こるどうかも分からない事に不安にならないように、過去も未来も断ち切って、今出来る事を一所懸命にするという意味です。

過去や未来を考えることはとても大切なことですが、考えてばかりで今出来ることを一所懸命に行動しなければ何も成すことはできません。

今出来る事を一所懸命していれば、自然とどうしたらより良く出来るかを考えいきますから、創意工夫が出来ていくのです。

お客様の代わりに、どうしたらもっと安全に出来るか、どうしたらもっと早く出来るかと考えて、目の前の作業に集中することが私たちの仕事です。

これを3年続けたら一人前のプロドライバーになると思いますし、それが一所懸命に仕事をしたという証になり、自信を与えてくれるのだと思います。

前後際断し、その瞬間瞬間を完全燃焼して、お客様に喜ばれるようにしていきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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