「信用を使ってはならない」

（黒田打圭コクヨ会長）

“「信用は世間からもらった切符や。10枚あっても、1枚使えば9枚になり、また1枚使えば8枚、といった具合に減ってしまう。気を許すと、あっという間に信用がなくなってしまう。金は使ったら減るのは分かるが、信用というのは目に見えないだけに減ることが分からない。先代はさらに、「信用は使ってはならない、使わなければどんどん増えていく」とも言っていました。使えば減るというのは当たり前のことなのにできない。事業をやるからにはどなたも最初は分かっていると思います。要はそれを続けるかどうかです。“

「信用を使う」というのは、相手が信じてくださっているのを良いことに、自分の都合が良いことをするようになるということだと思います。

相手は「キチンとやってくれる」そう信じてくれているのに、「〇〇だから仕方がない」と自分が諦めてしまったり、「これぐらいなら大丈夫だろう」そう思って手を抜いていってしまうといつの間にか信用がなくなっていきます。

仕事はお客様との約束をどれだけ効率よく実行するか、どれだけ確実に実行するかで信用が積み重ねられます。

大きな約束を破れば大きく信用を失うことはわかりやすいですが、小さな約束を破って信用がなくなっていくことは気づきずらいものなので要注意なのです。

仕事も家庭も小さな約束の積み重ねで豊かになっていきますから、約束を守ることに拘っていきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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