「明日を案じるより今日を最後として生きるのです」

（石川真理子作家）

“目の前の一歩をできるかぎり最良な一歩にするには、…毎日、今日を最期と生きること。その日を最期と思い、昨日よりもほんの少しでもいいからよりよい自分になり、よりより選択をして生きる。その積み重ねが武士道というストイックな倫理道徳をあきらめずに貫く力になるのだと思います。世相が暗いというのは不安が薄絹にようにまとわりつき、些細なことで気落ちしたり、いたずらに先行きを案じてしまいます。けれど、いくら案じたところでせいぜい自分にできることは、その状況をいかに明るく力強くのりきるかということではないでしょうか。“

この言葉に類似した教えはいくつかありますが、私は個人的に長岡藩牧野家の「常在戦場」という言葉が好きです。

戦場というのは、常に戦線が変化していてその中で作戦を立て実行していくのですから、人生を確実に豊かにしていくためにはとても大切なことだと思うからです。

もちろん戦場の経験はありませんが、いつ何が起こるかわからない世の中であり、いつ命がなくなるのかわからない世の中です。

そう考えることで、今の時間を浪費することなく大切に生きることができると思います。

何をしても命までは奪われない今の私たちは、それだけでたいへん幸せなことだと思います。

だからと言ってそのぬるま湯につかってしまっていては、人生を最高のものにすることは難しいと思います。

自分の大切な人に喜んでもらえる最高の自分であり続けるよう、今を全力で生きたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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