「人間がかかる四つの病」

（高原慶一郎ユニ・チャーム会長）

“父親も会社を経営していました。その背中を見て育ったから、小さな頃から自然と経営者になりたいと思っていましたし、そういう資質のようなものを身につけていたのかもしれません。私は昔からスポーツの世界に興味があったのですが、一流のスポーツ選手と創業経営者の資質というのはとても似ているんですよ。彼らは、まずは目標を持ち続ける「目標魔」です。そしてそれに向かって実践していく「実践魔」でもあるし、達成できるまでやり抜く「貫徹魔」でもある。また、サッカーや野球などの団体競技は仲間と一緒に成し遂げる「協働魔」でもあるし、監督やコーチ、先輩は指導する「教育魔」の資質も必要でしょう。そうやって内なる欲求で精神性を高めていくことはとても大事です。“

より良く生きるために必要な四つのスタンスとして、　＾貔己拔　一生危機感　一生青春　一生情熱

放っておくとかかってしまう四つの病があり、　ー惚れ　奢り　マンネリ　甘え

生き方を学ぶ三人の師として、両親　教師ではない恩師　職場の優れた先輩

4つの病を乗り越え、より良く成長し続けるために、4つのスタンスを持ち、3人の師から学び続けることが大切だということです。

特に自分の基本スタンスが大切で、スタンスが整っていれば、自惚れることなく勉強をする動機にもなり、奢って手を抜いたり、マンネリで気を抜いたり、甘えを断つことにもなるからです。

3人の師の生き様は良いところ半分、悪いところ半分ですが、身近にいるお手本であり、一つの成功事例であり、何かしら自分より優れたところがある人だと思います。

良いところを真似て、教えを守り、そして、最後には師を乗り越えて、自分なりのものをつくっていきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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