「生と生を重ねて生きる」

（あまんきみこ童話作家）

“祖母は長生きでしたが、母は43歳で胃癌のため永眠しました。ひとりっ子で甘やかされていた私は別れが辛くて、長い間おちこみ泣いていました。そんな或る日、「なき虫さん、泣いてばかりいると見えるものが見えなくなるでしょう」という言葉が聞こえました。これは幼かった私の涙を拭きながら母が言っていた言葉でした。私はその時「自分の中に母がいる」と感じました。「死者は生者の中にいる」ことにはじめて気づいたのです。“

今の自分をつくっているのは、過去の経験や過去に自分に関わってくださった多くの方々の言葉であるということでしょうか。

良い経験も悪い経験もたくさんして、今の自分があります。

そのひとつひとつが無ければ、今の自分はいないのです。

ですから、全ての経験は必要だったことであり、そのお陰で今の自分があるということになるのです。

「生きているだけで丸儲け」生きていることは当たり前のことではなく、有難いことだと思います。

人は目の前の人を喜ばせるために生まれてきて、目の前の人を喜ばせるために生き、成長していくものです。

いただいたいのちの有難さ、そして、今、生きている事への感謝を胸に、今を全力で生き、関わる人を笑顔にしていきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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