「仕事は祈りである」

（平澤興京都大学元総長）

“賢いと燃ゆることができないですね。燃ゆるためには愚かさがいる。愚かさは力です。それは40年間、大学にいて、そう思います。だから優等生もいいけどね。優等生のやり得る仕事は大抵、型が決まっている。本当に世の中に大きな光を与えるのは、必ずしも、いわゆる優等生だけではない。部長とか課長とか、そんなところにさっとなるのは優等生が多いようですが、日本の将来に大きな変化を与えて、自ら進むべき道を断固として守っていくというようなのは、むしろ優等生でない方に多いくらいです。だから、やっぱり、ある意味では愚かさね。損とか得なんていうことは考えないで、ひたむきに行く人ですね。“

賢いことに越したことはありませんが、賢くやりくりするだけでは大きな成功を得ることができないということでしょうか。

自分がやると決めたことを周りからバカにされても、成功を信じてひたむきにやり続ける。

言われたことをバカ正直に受け止め、バカ正直に本気で実行する。

そういった、非合理的、非効率的なところに、意外と大きく価値のあるものが存在しているのだと思います。

損得勘定や効率性だけでは、よい仕事はできませんから、先ずはお客様に感動していただけることを第一に考えることが大切です。

そして、感動していただけるようになったら、それを効率よく行う方法が無いかを模索したり、より簡単に確実にやれる工夫をしていくのです。

誰がやってもできるようなことにも、ひと手間かけて、さらに祈りを込めて、百やれば百、絶対に間違いを起こさないようにしていくことがプロの仕事だと思います。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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