「幸運を招来する法」

（中谷伸一日本弥栄の会代表）

“この10項目と共に水野南北が強調するのは、感謝の心である。そのことを南北はこのように表現している。「いつもご飯を三膳食べる人なら二膳だけにしておいて、残る一膳を神に献ずるのである。実際に神棚にお供えしなくともいい。神仏を思い浮かべ、その神仏に向かって、ありがとうございますと念じればよい」世界中から食材が入ってくる現代の食事と違い、副食に乏しく主食が中心だった江戸時代の食事をもとに南北は述べているのである。先に述べた10項目の節食も、このことを前提にして解釈する必要があるだろう。腹半分目で箸を置く心がけと共に、表裏一体のものとして日常生活での心掛けを説く。節食と共に日常の心掛けを実践することで運はさらにひらけ、強運となるというのだ。“

「いただきます」という言葉は、「あなたの命をいただきます」という意味で、魚肉はもちろん、野菜にもいのちがあるのです。

それを自分のいのちのためにいただくということですから、必要以上にいただくことはしないで、必要な分を感謝の気持ちでいただくという心がけが大切だということだと思います。

現代は色々なモノであふれかえってしまい、選択肢が多いだけにあれもこれもと必要以上に手に入ってしまいます。

人間の欲望は自分で節制しなければキリがありませんから、知らず知らずのうちに無駄を生じてしまいます。

その知らず知らずのうちに発生させてしまう無駄に気付くためには、感謝の心がとても重要なのだということですね。

素直な姿勢、謙虚な姿勢で、感謝の心を持てば、自分を見つめ直し本当に必要なものを見極めていくことが出来ます。

みんなのためにより良くなり続けていけるように、感謝の心で仕事をしていきましょう。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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