「試す人になろう」

（野中郁次郎一橋大学名誉教授）

“世界は見たり、聞いたり、試したりだけれども、一番欠けているのは試したりだと。我われはいま一度試す人になろう。試すことが小さな改善で終わってしまわないためには、大きな志が必要ですが、日本には世のため人のためという言葉で営々と築いてきたDNAがあります。そして、それをグローバルに通用するものにしていくためには、コモン・グッド、常識もきちんと深めていかないといけない。常識について本田宗一郎が非常にいいことを言っていましてね。「日本にとってだけでなく、国境を超えていつ誰がどこで考えても、そうならなくてはならないということが、世界的視野なんだ」と。“

やってみないことにはわからないことも多いですから、良いと思ったことは先ずやってみることが大切で、「良い」と判断するために大切なことが、判断の根底にある常識がみんなが納得できるものかどうかということだと思います。

ほとんどの人は「自分の常識」で判断をしてしまいますが、「自分だけの常識」では良い結果にむずびつかないことも多いものです。

特に、仕事をする上では、「自分たちの会社の常識」や「その業界の常識」、「お客様の常識」というものも関わってきます。

自分のことや、自分の周りのことだけを考えるのではなく、みんなのことを考えるようにならなければ豊かになることは無いと思います。

大切なことは、自分の常識に固執するのではなく、みんなのためになる常識をみんなで創り上げていくことだと思います。

お客様、会社、仲間がより良くなり続ける常識を創り上げていきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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