「ナンバーワ１とナンバー2の違い」

（古森重隆富士フィルムホールディングス会長）

“何が当たるのか、読みに読んで決める。決めたらやる。経営者として、100の判断をしたら100間違えないつもりで私はやっています。絶対間違えないぞと。そのためにはいろいろ情報も必要ですが、それが全部揃うまで待っていては機を逸してしまう。不完全な情報から本質を見極めなければならないから確かに難しい。私も一つ、二つは間違えました。会社の存続に関わるような問題ではありませんでしたが、その程度で済んだのは、やはり100決めたら100間違えないという気魄と精魂を込めてやっているからです。間違えるのが人間だと言っているようでは経営者は務まらない。昔の侍なら間違えたら腹を切らなければならないわけで、それくらい決死の覚悟でやらなけければならないと思います。“

AIやITの劇的な進化で、世の中が大きく変化していますから、新しいことにチャレンジしなければ、会社は存続できなくなります。

「絶対に大丈夫」そう思えるまで情報を集めて実行できれば良いのですが、それでは後手後手に回っていってしまいますから、最後は思い切りが大切になるのです。

思い切って行動するためには、大事なポイントを押さえておくこと、自分の可能性を信じ絶対に成功させるという意志で逃げずにやり切ることが重要です。

「口に出したら約束だ」と自分で自分に言い聞かせ、自分が逃げないようにしていくことで、覚悟は固まり逃げない自分が出来上がっていきます。

そうやってお互いが約束を守り合い、豊かな人間関係を築き上げていくことで、挑戦する勇気と最悪は何とかなるという安心感が生まれてくるものです。

強いものが生き残るわけではなく、変化に対応できたものが生き残ることができますから、変化することを恐れず、自分から変化していきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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