「修練と勇気、あとはゴミ」

（黒柳徹子女優・ユニセフ親善大使）

“私にはあんまり、こうしたい、ああしたいという野望はないんです。いまここにあるものを、どうすれば切りひらいていけるかという考えで生きてきた。私は毎年一回、舞台をやるんですが、その時にはやはりね、「修練と勇気、あとはゴミ」と思いますよ。そのためには1ヶ月半の稽古をし、2000行におよぶセリフを覚えなければならない。だから皆と飲みに飲みに行くことも、ご飯を食べに行くこともなく、稽古場から家に帰って、あとはずっとセリフを覚えたり勉強をしたりで、全神経をそこに集中させていく。“

どんなことでも成功したければ、目の前のやるべきことに集中し、全集中で努力することが大切だということだと思います。

夢や希望、目標というのは、今の自分には出来ないことであり、ものすごいことですから、その今の自分にとってすごいことをやり遂げるためには、努力の積み重ねなくして達成することはできません。

「好きこそものの上手なれ」という諺がありますが、好きだから努力でき、努力した分だけ上手になるものですから、今やっている仕事を好きになることが、幸せへになる方法なのだと思います。

好きだからといっても、仕事の時間は限られていますから、その限られた時間の中で最大限の成果を上げるためには、集中力の高さが重要になります。

あれこれ今までの習慣が邪魔をしますから、自分が意識して「今はコレ」と自分を集中させることが必要だと思います。

自分が「やりたい」と思い、「やる」と決めたことですから、自分で自分に働きかけて、成果を得られるようにしていきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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