「心・力・意を尽くす」

（辰巳芳子料理研究家）

“私は本当は、貫くとかそういう意識はあまりないんですね。けれどもやっぱり、しなければならない仕事からは逃げない。ベストを尽くすより他、方法がないと思って、それを貫いてまいりました。聖書の中に「汝心を尽くし、力を尽くし、意を尽くして、あなたの神を愛し、人を愛しなさい」という言葉があります。そこに出てくる「心」と「意」と「力」の3つを全部使わなきゃダメですね。…どんな小さな仕事でもこの3つを精いっぱい使うという姿勢は、一貫して貫いていかなければなりませんね。人生はその日その日、一日一日、一時間一時間、一分一分。そして死んでいく時には誰もが、「いろんなことごめんね」、それから「いろんなことありがとうね」ってこの2つ以上の言葉は出てこない。「ごめんなさい」と「ありがとう」に集約されちゃうでしょう。人生ってそういうものなんだから、その時その時、与えられた役割を精いっぱい果たしていくしかない。“

今の積み重ねで人生とは築き上げられていくものですから、今目の前のことに全力で取り組むことが大切だということですね。

それこそが「自分らしく生きること」であり、頂いた命の目的を果たすことになるのだと思います。

今出来る自分の精一杯をやり続けるからこそ、精一杯がより良くなり、豊かな未来が創れるようになるのです。

ですから、今目の前のことを全力で取り組まなければ豊かな未来はやってこないのです。

人間は誰かの役に立つために命を与えられ、より良い文化を創り出すために仕事をしていきます。

人間は仕事をすることで、世の中の役に立ち、豊かな未来をつくっていくのです。

仕事をすることで周りに喜ばれ自分の存在意義を確認し、喜んでいただいた大きさに合わせ対価をいただき豊かな未来をつくっていくのです。

今日も自分のいのちを生かすために、全力で仕事をし、豊かな人生をつくっていきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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