「一生一作師・棟方志功の教え」

（長谷川富三郎版画家）

“「これを出したら後がないといつも思うんだがなあ。それを出さんと後がないんだ」、「その時その時の最高のものを惜しみなく出すという気で仕事をせんとね」と話されました。その時の棟方さんの熱のこもった声を忘れることはできませんね。とにかく、全身全霊で板画に打ち込まれるお姿に私は打たれました。それから棟方さんは、「一生に一作をなすのだ」という話をされたことがあります。棟方さんはよくもこれほどたくさんの作品を生み出されたものだといつも感服しているのですが、その棟方さんが「一生に一作をなす」と言うんですからね。どういうことかと、確かめると、「一生一作。それは棟方板画という一昨だ」ということでした。…私自身は、「今日本番」ーいつか私なりに自分に言い聞かせるようになりました。“

昨日という日も、今日という日も、明日という日も、すべて自分の一生であるのだから、その一日一日を大切にすることで、自分の一生は素晴らしいものになるという子だと思います。

どの日もすべて自分の一生の一日ですから、今日くらいこれで良いという日はないのかもしれません。

明日に回せば、その分明日やれることが減ってしまいますから、今日中にやっていく、今日やれることを増やしていくことが重要なのだと思います。

そうすることで、一日にたくさんのことが出来るようになるのですから、豊かにならないわけがないのです。

唯一平等に与えられた24時間をどう有意義に、効率よく使っていくかが人生を大切にすると同時に、豊かな人生を築き上げていくことになるのです。

今日を真剣に生きる唯一の方法は、夢や目標をもち、その実現の為に全力で取り組むこと、計画を立てて実行することです。

自分の人生ですから自分から充実した日々をつくり、豊かな未来を築き上げていきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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