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10.192024
「人生は美しいことだけ覚えていればいい」
(佐藤愛子 作家)
“長いこと生きてくると、いろいろな経験をしてきますけど、楽しいことよりも、美しいことのほうが心に残るということが分かります。美しい自然、人の美しい心。そういう美しいことだけ覚えていれば、人生捨てたものじゃない、というふうに思えるわけでしてね。我われは何かにつけて、取るに足りないことで愚痴をこぼしたり、泣いたりしがちですけどね。そういう時に「上機嫌」というのを義務の第一義に置くと、生きていく力が出るんじゃないかと思うんですよ。私はすぐに怒る人間として知られているようですけど、怒る時も上機嫌に怒ってましたから、まあまあ元気にやってこられたんじゃないかと思いますよ。上機嫌に怒るということは、つまり、あとに怒りの余燼・・・憎しみや怨みを残さないということです。“
人生は良いこと半分、悪いこと半分ですから、良いことを覚えて、悪いことが起こったときにも乗り越える力を用意しておくことが大切だということでしょうか。
悪いことは二度とそれが起こらないように改善することだけを覚えておいて、悪いこと自体は忘れてしまえば良いと思います。
悪いことを覚えておいても気分が良くなることはありませんから、良いことを覚えておくことの方が自分の人生を豊かにしていくのです。
自分を変えられるのは自分だけですから、自分で自分を良い状態にしていく思考と行動が大切です。
捉え方を変えれば、「悪いこと」も「良いこと」に変わっていきますし、どんなに「悪いこと」でも、時間の経過とともに忘れられるものです。
今の自分が幸せか不幸かは自分が決めることで、自分の気持ちが楽しい方向に向かえば楽しいし、つまらない方向に向かえばつまらなくなるものですから、何事も前向きに捉え、次へ進む活力としていきたいですね。
今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。