「断ったらプロじゃない」

（新津春子日本空港テクノ所属環境マイスター）

“入社から3年経った時、私は全国ビルクリーニング技能競技会に会社の代表として出場することになりました。全国大会の前に予選大会があって、私としては100%出し尽くしたんですけど、2位だったんです。その結果に納得いかなくて、常務に「何がいけないの？」ってぶつけると、ひと言「気持ちを込めていない」って。私が「どうやって気持ちを込めるの？」と聞くと、「急ぐあまり道具を使ったらポンポン投げるように置いているでしょう。それが気持ちがないってことだよ。道具をつくった人が見たらどう思う？」。もう返す言葉がありませんでした。だから、清掃とは関係ないことであっても、お客様から言われたことは断らないで全部やっていく。そういうことは意識しています。“

「心を込めてやる」というのは、「相手の立場にたってやる」という事だということですね。

相手の立場を考えて仕事をするということは、言われたことをやるだけではなく、そこに気遣いをするということです。

相手の立場に立っているから、自分の仕事かどうかに関わらず断らないで取り組む姿勢が生まれるのだと思います。

断らないですむようにするためには、それが起きる前にどうすれば良いかを考えて準備しておく必要がありますから、まさにプロだなぁと感じます。

やらなければいけないことは当たり前のことですから、そこにプラスαを用意しているからプロなのです。

弊社の社是は「感動」ですから、商品をお届けする仕事を通じて、自分もお客様も感動していけるように行動することが重要になります。

安全・安心・正確であることは当たり前のことですから、そこに新設、早さ、丁寧さ、効率性、明るさなど何か一つプラスしていくことで感動していただけるよう、自分が感動していくのです。

そうやって仕事をしていくことで、必ず人間性が成長し、豊かな未来をつくって行けます。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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