「売れる商品と売れない商品の差」

（松野幸吉日本ビクター会長）

“松下幸之助さんといろいろ話し合いしたり、喧嘩したりしているうちにだんだん分かってきましたね。仕事を通じていろいろやっているうちに、心の琴線に触れ合う。一つのことに懸命になろうとする。一所懸命になろうとする。そうするとそのことに命をかける気持ちができるわな。そのときに相手も、真剣にものごとを考えていると、お互いに、ああ、なるほど、あいつはええ考え持っているなと、心が動く。そのとき、感動が起こるわな。結局、売れる商品と売れない商品の差はどこまで考えたかということですね。それと、やっぱり、会社は人の集団です。だからやはり、みんなが喜んで仕事をすることが大事です。感動が起こったら歓喜が起こってくる。歓喜が起こらなかったら、成功しないでしょうね。“

相手に対して本気で向き合い、真剣に対話し、お互いに理解し合うことが大切だということだと思います。

本気で向き合い真剣に話合えば、時に喧嘩をすることもありますが、ぶつかり合うからこそわかることもあるのです。

そうやってお互いが本気で対話することで、お互いを理解し合い、本当のチームプレーが出来るのだと思います。

どんな商品も、すべては人間が考え、つくり出しているものですから、「意味と価値」があるかどうか、それを相手に感じてもらえたかどうかなのだと思います。

先ずは自分が相手を感じて動き、その動きによって相手も感じて動いていく、そうやってお互いに感動すれば、必ず成功すると私も思います。

どれだけ本気で自分が取り組むか、相手のために本気で行動していれば、必ずその想いは伝わります。

伝わらないのは行動が足りないか、考えが足りないかのどちらかです。

自分から本気で取り組み、自分の能力を最大まで引き出し、自分も周りも感動させていきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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