「伸びる人と伸びない人の差」

（山田満知子フィギュアスケートコーチ）

“一を言って十を知るじゃないけれど、コーチがいま何を考えているとか、きょうは何を練習したらいいかとか、こちらが何も言わなくても察することができる。そういう勘がいい子は伸びますね。私の場合、チャンピオンにするとか、メダリストにするとか、実はそれほど興味がないんです。…私も二番より一番のほうがいいですよ。でも、たとえ五番でも、みんなから「あの子、いい子だったね」「あの人の演技って素敵だったね」と言われるスケーターがいいなと私は思います。…だから私はジャンプができないとか、スピンが下手とか、そういうことでは怒らない。礼儀とか躾のほうが多いかな。…要するに生き方の注意のほうが多いですね。…それって彼女たちの性格ですよ。人間性が全部スケートに出ているんですね。“

伸びる人と伸びない人の差は、相手のことを考え、礼儀を大切にしている人だということだと思います。

一番を取るというのは簡単なことではありませんから、一番を取ろうと思ったら素直に相手の言いたいことを受け取って実行することが大切になります。

今の自分の考え方や行動では出来ないから教えてもらっているのですから、教えてくれている人の言うことを素直に聞き、謙虚な気持ちで実践するからこそ、今の自分では出来ないことができるようになるのです。

私たちの仕事では、世界一を目指しているわけではありませんが、目の前の大切な人からは世界一だと頼られるようになりたいものです。

その為には、プロに徹することが重要であり、仕事のプロとは、お客様が求めているものを理解し、できる限りその要求に応え、要求以上のサービスを提供することです。

これを目指して日々より良くしていくことで、自分の人間性が磨かれ豊かになっていくものです。

最高の満足を与え、最大の信頼を得る、そんな仕事を目指してしていきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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