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11.252024
「ノーベル賞を取るための五か条」
(江崎玲於奈 物理学者)
“創造性を育むにはオプションを活かすことと共に、何事もよく「考える」ということも大変重要です。私が勤めていたIBMに「Think」という標語があちこちに掲げられていました。考えて考えて考え抜け、という社員の心得を説いた言葉です。アップル社のスティーブ・ジョブズも、「Think different」、つまりただ考えるだけではなく、違ったことを考えろ、と言っています。これを受けて私が若い人に言いたいのは「Think unthinkable」、考えられないことを考えなさいということですね。”
1.今までの行きがかりにとらわれない(常識で考えない)
2.教えはいくら受けてもいいが、大先生にのめり込まない
3.無用なガラクタ情報に惑わされない
4.創造力を発揮して自分の主張を貫くには闘うことを避けてはならない(人の目を気にしない)
5.子供のような好奇心と初々しい感性を失ってはいけない(興味・関心・好奇心)
新しい発想や発見をして、より良くしていくためには自分の常識を考えることが大切だということだと思います。
要は目の前のことへの異和感を大切にするということで、違和感ではなく、異和感で、違うと否定するのではなく、さらに良いものに気づくことです。
違和感を感じた時には、異和感だと思って否定せずに興味を持つことが大切なので
す。
当たり前のことを当たり前だと思い込んでしまえばそれで終わりですし、違うことを間違っていると決めつけてしまっては何もわからないままになってしまいます。
みんな違う環境で育ち、違う経験をしてきたのですから、全く同じということはありませんから、誰にでも大発見をする可能性と能力があるのです。
今の常識をより良く変えていき、豊かな未来をつくっていきたいですね。
今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。