「偉い人間にならなくてもいい、立派な人間になれ」

（ガッツ石松元WBC世界ライト級チャンピオン）

“本当は高校に行きたかったけど、そんな余裕がある家庭じゃないからね。じゃあ、何も持たない自分が這い上がるにはどうすればいいか。体一つで戦えるボクシングしかないと思った。とりあえず近所の人の紹介で東京の会社に就職しました。…俺は社長さんに「俺もボクサーになりたいから、ボクシングジムに通わせてください」と申し出た。社長さんは、「おまえみたいな人間が、あんな偉い人間になれるわけがない」と言ったね。まだ15だよ。ショックだったね。ああ、東京も田舎も一緒だ。俺みたいなやつにチャンスはないんだ、と思って、すぐに会社を辞めて田舎に戻った。「もう1回東京へ行ってくるぞ」と言うと、おふくろは…「偉い人間になんかならなくていい。立派な人間になれ」と言った。うちのおふくろさんは学歴はないけど、やっぱり苦労を重ねて生きてきた人だから言葉に力があったよね。すっと心に沁みて、それはいまも忘れない。“

若い人たちは知らないかもしれませんが、ガッツ石松さんは、その名の通りガッツのあるプロボクサーで、世界の頂点に上り詰めた人物です。

立派な人間とは、「壮大な夢を持ち、それに向かって日々努力を続ける人間」なのだと思いました。

ガッツ石松さんは世界チャンピオンになれましたが、たとえそうなれなかったとしても、そのような努力をし続けた人は立派な人だと思います。

自分に与えられている個性を活かし、誰かの想いに応えるために努力し続ける。そんなに立派なことはありません。

打たれて倒れても立ち上がり、立ち向かい続けるためには、感謝と行動がとても大切だと思います。

その場に立たせてくれた方々へ感謝の気持ちがあるから立ち向かい、それまでの行動の積み重ねがあるから立ち上がることができるのだと思います。

私たちも、今取り組んでいることを誰にも負けないと誇れるくらいに努力し、立派な生き方をしなければ、いただいた命に申し訳ないと思います。

今日も感謝の気持ちを持ち、少しでもみんなの役に立つ行動をしていきたいですね

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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