「祈らない祈り仕事は祈り」

（鷺珠江河井寛次郎記念館学芸員）

“身内でありながら祖父の河井寛次郎からは感銘を受けることが多くありました。その一つが執着のない生き方です。芸術家は、自分が心血を注いで確立した技術を大切に守るものですが、寛次郎はそれを手放せる人でした。陶芸で二度にわたって作風が変わり、陶芸以外にも様々な芸術作品を手掛けたのは、寛次郎の興味が新しい自分を求めて次へ次へと前進し続けていたからに他なりません。「祈らない祈り　仕事は祈り」という言葉には、寛次郎にとっての祈りは日々の仕事であり、仕事を通じて生かされていることへの感謝を表現していたことが窺えます。寛次郎の芸術は、まさしく生命の歓喜から　生まれていたのです。“

「祈りは日々の仕事であり、仕事を通じて生かされている」というのは「仕事が暮らし暮らしが仕事」ということを言いたいのではないでしょうか。

仕事は嫌なものだというイメージの強い昨今ですが、仕事を通じて成長し、自己実現をしていくのが人間ですから、仕事は人生そのものなのだと思います。

とある哲学の先生が「人間は仕事をするために生まれてきたのだ」とおっしゃっていたのですが、これは仕事を通じて周りを幸せにするからだと思います。

人はこの世に生を受けた瞬間から誰かの為に生きていくもので、誰かの為に生きるから自分を活かすことができるのだと思います。

自分が頑張ったことで自分だけが嬉しくても大した感動は無く、誰にも喜んでもらえなかったら喜びも減ってしまうものです。

自分以外の誰かに喜んでもらえるからこそ、やりがいや達成感を得て、自分自身も感動できるのです。

仕事があるということは、誰かに喜んでもらうチャンスがあるということですから、感謝の気持ちで仕事をしていきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

==================================================

あなたの仕事を支えるビジネスパートナー

　　「縁の下の力持ち」そう言われることが私たちの誇りです。

　　　株式会社　テスコ