「誰にも譲れない信念があるかどうか」

（川口淳一郎宇宙航空研究開発機構シニアフェロー）

“やはり一発勝負ですから、失敗やいまひとつだったという結果もいっぱいある。そういう体験がどんどん積み重なって、偉そうに言えば成長していき、1995年に「はやぶさ」を提案することになるんです…難しいことをやっているのだから、失敗しても誰も悪く言わないだろうという思いも初めはありました。そして結局は失敗する。失敗したら何もならないことを思い知らされるのが宇宙で、それがどんなに惜しくても「何百億円がフイになった」と報道されてお終いです。そういう世界に育つと、ちょっとしたチャンスが逃せないなって思うんです。そして’’逃してなるものか’’という意地へと変わる。”

何をやるにしても失敗はつきものだと思いますが、絶対に失敗させないための努力と失敗したときの責任を取る覚悟があるかどうかが大切だということだと思います。

責任を取る覚悟もなく、考えもなく、自分の考えを押し通していては、人から信頼されることはありません。

自分の今までの経験や知識から判断し、自分で責任をもってやり抜くことで人は成長するものだと思います。

経験だけで先人の知恵やアドバイスを取り入れなければ失敗をたくさんすることになり、経験も足りないのに、先人の知恵やアドバイスを無視するのはただの頑固です。

自信というものは、自分で考えて行動した結果の積み重ねでしか持つことはできませんから、やってみることが大切なのです。

報連相をしっかりとして、指示や命令がなければ、最後は自分で判断することで自信をつけていくものだと思います。

「大丈夫だろう」が何があっても「絶対に大丈夫だ」と自信に変えていくことで、豊かな未来はつくられていきます。

自信を持ってみんなに安全安心を提供できるよう、全力で事前準備をしていきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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