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3.312025
「自分の心の三畳間を持つ」
「自分の心の三畳間を持つ」
(童門冬二 作家)
“20代の頃、2人の師と共に、私を支えてくれたのが書物だった。…中でも、一番大
きな影響を受けたのが太宰治である。まだ仕事や急な社会の変化に不信を抱きつつも
何かを求めてやまなかった時、たまたま手に取った太宰治の本を読んでいると、「か
れは人を喜ばせるのが、何よりも好きであった」という僅か一行の言葉が目に飛び込
んできた。…もう一つ..フランスの思想家・モンテーニュの…「人間は誰でも自分
の心の三畳間を持つべきだ」という言葉である。人間は周りに邪魔されることなく、
たった一人になってじっと物事を考えることのできる場を持たなければならない、と
モンテーニュは言う。…これまで歩いてきた道を振り返ると、「人生は起承転結」
だというのが実感である。私自身、下積みの20代を経て、30歳の時に課長試験…都
庁勤務となってからは都知事の…側近として広報室長や企画調整局長など…。まさ
に「転」の連続…「あれをやってみたい」「こういう人間になりたい」という自分
の信念を持つことだ。そのためには、いろいろな本を読んだり、人から話を聞いたり
して、手探りで生きる時期が必要だろう。”
あれこれやりたいことはたくさんありますが、人間には自分と向き合い考える時間が
必要だということでしょうか。
たくさんの情報が手に入る現代において、情報が入るたびに「やること・やりたいこ
と」がコロコロ変わってしまっていては何も成し遂げられません。
思い付きでやることが全て悪いとは思いませんが、何の信念も無くあれこれやってい
ても欲しい成果は得られないのです。
会う度に言っていることが変わる人間には信用も信頼も積み重ねることが出来ません
から、自分と向き合い自分に一本の筋を通していくことで、ブレない自分をつくって
いくことが必要なのです。
昨日した約束を「今日、状況が変わったから」と約束を守らなければ信用も信頼も得
られませんし、自分で決めたことですから、その時の自分を否定しないためにもブレ
ずにやり切っていけるようにしたいものです。
ブレずにやり切る為には、その都度、自分と向き合い、キチンと考えて「やる・やら
ない」を決めて取捨選択していくこと、より良い取捨選択をするために、自分と向き
合い考える時間をより良いものにしていくことが必要で、その為には日ごろから読書
をしたり、自分より優れた人の話を聞いて学んでおくことが重要なのです。
会社の組織のただの一員ではなく、自分の個性を発揮する存在となり、自分を輝かせ
ていきたいですね。
今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。
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