「幸田露伴が発見した成功者の法則」

（渡辺昇一上智大学名誉教授）

“「大きな成功を遂げた人は、失敗を人のせいにするのではなく自分のせいにするという傾向が強い」幸田露伴さんが人生における成功者と失敗者を観察し、この法則を言葉にしたそうです。成功する人は、失敗を「自分ごと」とすることができる人ということです。…物事が上手くいかなったり失敗してしまった時、人のせいにすれば自分は楽です。あいつがこうしなかったから上手くいかなかったのだ。あれがこうなっていなかったから失敗したのだ。だが、こういう態度では、物事はそこで終わってしまって、そこから得たり学んだりしするものは何もありません。…失敗や不運を自分に引き寄せて考えることを続けた人間と、他のせいにして済ますことを繰り返してきた人間とでは、かなりの確率で運のよさがだんだんと違ってくる”

起こった出来事は全て自分を成長させるためにある。そう思って自分の原因を考えて改善することが大切だということです。

失敗を自分以外の何かのせいにすることは簡単で、その時の自分はラクになりますが自分は変わりませんので成功に近づくことはありません。

自分でコントロールできるのは自分だけですから、失敗は自分のせいだと考えて具体的に何か一つ自分を変えることでより良くしていくのです。

そうやって同じ状況だった時に自分がどうだったら、どう行動していたら成功するかを考えて自分を変えておくことで次は成功するようになるのです。

自分の周りで起こることはすべて必然であり、日々の意識や姿勢、言動や行動といったプロセスや積み重ねがあったから起こるもので、「良いことが起こったら周りのお陰、悪いことが自分のせい。」そう思って、感謝と反省を繰り返していけば運が向いてくるものです。

感謝の気持ちでみんなのために行動し、反省をして自己革新を続ければどんどん良縁が引き寄せられ良いことがたくさん起こるようになるのです。

運の良い自分をつくりあげ、毎日を楽しく過ごせるようにしていきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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