「限界は自分の意識の中にある」

（山口良治京都市スポーツ政策監）

“もう駄目だ、もう走れないと決めるのは監督でも先生でもなくて、自分なんですね。僕ももう駄目だと思った。でも、ちょっと気持ちを変えただけで力が湧いてきて、レギュラーになれて、頑張り続けることができて、いまがあるんです。まさしく生きる力というのは気の持ち方にあると思います。ああ、みんな同じことをやっているんだ、俺だけ嫌な練習をやっているんじゃない、あいつらのほうが俺よりもっと大変なんだと分かった時に、俺はもっと頑張れると思ったんです。そしてちょっと気持ちを変えただけなんだけど、四軍から三軍、二軍、とうとうその合宿の終わりには一軍に抜擢されていました。“

人間は弱い生き物で、苦しい時は自分だけだと思ってしまいますが、実は見えていないだけでみんな同じように苦しい思いをし、頑張って壁を乗り越えているものです。

そして、自分よりもっとつらい人がいる、頑張っている人がいると思うと、自分ももっと頑張れると思えるようになります。

ある方が「限界は自分が思っているちょっと先にある」とおっしゃっていました。

もうダメだと思っても、もう二、三歩は歩けるもので、それを何歩まで我慢して歩けるかで結果が決まるのだと思います。

ネガティブな感情というのは、自分を楽な方へ逃がすための言い訳で、頑張る力の足を引っ張ります。、

ポジティブに考えて、今、自分ができることに向き合い、自分のありたい姿のために、自分のやるべきことをやり続ける。

それを積み重ねて、あと一歩、あと一歩と少しづつでも増やしていくと、いつの間にか限界だと思っていたことを超えているものです。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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