「あなたの一だけをひたすら書きなさい」

（ひろはまかずとし書の墨彩画家）

“教頭先生は「きょうは習字をやろう」とおっしゃり、字の嫌いな私が憂鬱な思いを抱いていると、教頭先生は半紙を1人20枚ずつ配り、「横棒の一だけを書きなさい。一に決まりはないから、何も考えずにあなたの一だけをひたすら書きなさい」とおっしゃったのです。教頭先生は授業の終わりにこうおっしゃいました。「文字はすべて、この一の組み合わせなんだよ。だから、素晴らしい一を書ける人間に素晴らしい字が書けないわけがない。書けないのは、格好いい字を書こうとか、見本通りに書こうと思うからで、一本一本思いを込めて書くだけで、自分にしか書けない素晴らしい字が出来上がる。このことは、人間の生活すべてに当てはまることなんだよ」“

基本が大切だということで、出来ることから拘っていけば良いということだと思います。

出来ることから拘って実行し、細部まで拘れるようにしていくことで、付加価値が高まっていきます。

逆に、細かなことを疎かにしていては、いつかどこかで不具合となってしまうものです。

今は出来なかったとしても、努力をすれば必ず出来るようになります。

どんなに成功されている人でも、最初から出来たわけではありません。

毎日毎日ひたすらやり続けた結果、毎日少しづつ工夫を繰り返した結果で今の成功があるのです。

「継続は力なり」で細部まで拘っていきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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