「色眼鏡でものを見るな」

（酒巻久キャノン電子社長）

“「色眼鏡でものを見るな。ありのままに、素直にものを見なさい。仮に赤の眼鏡を掛けていると、そこに赤色があったとしても見逃してしまう。技術開発も商品づくりも、”俺が”という思いを持った時点で間違うから、自分自身を殺した形で真正面から見なさい」と言われた。売れている他社の商品を調べてレポートを出す際も、ここが悪い、あそこがダメだと欠点を指摘すると、その時点で突き返される。なぜ売れているのか、どこが優れているのかを探るのがものを見る時の基本。自分の目で見て悪く見えるものも、もう少し次元の高いところから見れば、実は大きな可能性があるかもしれないというのである。“

入社した当時、上司から人間としてどう考えるべきか、どういう心構えでものを見るべきかを繰り返し指導されたそうで、たくさんのレポートを書かされ、間違いがあると添削を受けて、一から書き直しをさせられたそうです。

その時はきつかったが、それが後になって自分の人間としての実力となり、仕事でも成果となって現れ、社長にまで上り詰めることができたのだそうです。

色眼鏡で見てしまうと、思い込んだり決めつけたりしてしまいがちになり、大切なことを見落としてしまいます。

素直に受け止め、謙虚な姿勢で取り組むことで、自分を成長させてくれます。

スポーツでも、仕事でも基本はとても大切で、基本をしっかりとできるようにするために、素直に謙虚に取り組むことが大切です。

そうやって積み重ねた経験や知識、技術をもとに、いつでもどんな時でも最高のサービスを提供することがプロの仕事です。

お客様のお役に立ち続けるよう素直さと謙虚さを持ち続けたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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