「よい人と歩けば祭り、悪い人と一緒は修業」

（小林ハル越後瞽女・人間国宝）

“どこへ行っても、いくつになってもいろいろな苦労があるものです。しかし、神仏はすべてお見通しです。人に言いたいこと、したいことを何も考えないでしていると、必ず天罰があたる。私は決して無理なことを言ったり、したりしないですべて神仏にお任せしてきました。言いたいことはいっぱいありましたが、それを口から外に出してしまえば必ずバチがあたります。私は目が見えないので、どんな目に遭っても、どんなことがあっても人には背くまいと思って生きてきました。そうやって努めてきたからこそ、いまはこんなに幸せで気ままに生きさせてもらっているのだと思っています。若い時の苦は楽の種という言葉がありますが、100歳になったいま、そのことをしみじみと実感しています。“

生後三か月で失明し、常に誰かの手を借りる必要があり、誰の手を借りるか選べるわけではないので、手伝ってくださる方が気の合う人だったら祭りだと思い、気の合わない人だったら修行だと考えてきたそうです。

人生は自分の思うようにいかないことばかりですが、思うようにいかないとき、運が悪いと思わずに、修行だと思えば、次はどうしたら思うようにいくか考え、改善することが出来ます。

改善しより良くなったら、思うようにいかなかったことで成長できたわけですから運が良いとも言えます。

人生は良いこと半分、悪いこと半分ですから、その時々の感情で動いてしまっていてはより良くなることはありません。

悪いことが起きた時にどう考えるかで、人生が良いことばかりになるかどうかが決まってくるのだと思います。

全ての出来事はそれまでの自分の行動や考え方で起こる必然の出来事ですから、起こったことに対し、キチンと考え改善していきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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