「日本人には唯一の地下資源がある」

（梁瀬次郎ヤナセ会長）

“吉田翁は次のように言われました。「日本には地下資源がないと言った。だが、実は一つだけある。それは、勤勉だ。この唯一の地下資源を失ってしまったら、日本人は惨めなことになる」残念ながら、吉田翁のこの予言は、かなり当たってしまったようです。日本人は、期待した以上の経済の発展に、油断と自惚れと慢心を起こし、他人に尽くす心を忘れ、「自己中心病」にかかってしまってはいないだろうか。吉田翁晩年の丸い笑顔を写真で見るたびに、私は、日本人はもう一度、力を合わせて働き、日本の唯一の地下資源である勤勉を取り戻さなければならないのではないか、という思いを禁じえないのです。“

歴史小説などを見たりして歴史を知るとものの見方が少しづつ変わっていきます。

時代の立役者といわれるような人物の生き方を勉強すると、昔の日本人は政治家も商人も一般人も体を張り、命を懸けて働いていたことを知り、自分の考えの甘さや思慮の足りなさを痛感させられるのです。

それまでは、当たり前だと何とも思わなかったものに感謝の気持ちが芽生えたり、大事にしてこなかったことに反省をしすることができるのです。

戦後の日本は、勤勉さ（仕事や勉強などに一生懸命に励むこと）で急成長を果たし、経済大国となりました。

その自国の素晴らしい歴史を学ばず、勤勉さで得た経済力に奢り、仕事にも勉強にも一生懸命に励むことをなくしてしまっては衰退するばかりです。

遊びも仕事も勉強も一生懸命に取り組んで、豊かな人生をつくっていきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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