「悲しみをとおさないと見せていただけない世界がある」

（東井浴子浄土真宗東光寺坊守）

“私、寝たきりで動かない夫を見ていて、これは私に対する生き仏かなって思いました。だって本当は一遍死んで、電気ショックで生き返ったんですもの。何か生きておかねばならない理由があったのだと思います。結婚した時、私はお寺の仕事は嫌だったし、仏事に関することは全部おじいちゃん、おばあちゃんに任せきりでした。でも夫の病気という大きな大きな代償を通して、おじいちゃんの話や浄土真宗の教えが少しずつのみ込めるようになっていきました。“

不幸な体験からしか学ぶことができないことがあるという意味でしょうか。

確かに、悪いことがあって初めて、今ある当たり前のことがかけがえのないものであることであり、有難いものだと気づくことができるのかもしれません。

悲しみや苦しみは必ず起こりますが、どんなに悲しいことでも、苦しい事でも逃げなければ間違いなく乗り越えることができるのです。

今あることに感謝する気持ちが、その乗り越える力を与えてくれます。

私も「自分に乗り越えることのできない問題は起こらない」そう教えて頂いてから、気持ちがとても楽になりました。

問題は答えとセットになっているものですから、どうしたら解決できるのかと考えたら、必ず答えがみえてきます。

今あることに感謝して、みんなで力を合わせ、前向きに行動し、壁を乗り越え、最高の未来をつくっていきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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