「上達の三原則−よき師、よき友、長時間」

（丸谷明夫淀川工科高等学校吹奏楽部顧問）

“能率のいい方法や、すぐ上達する方法を考えがちなんですが、そういうものはなくて、やっぱり王道ー王の道、それを貫いていくしかないと思うんです。楽器の上達には「よき師、よき友、長時間」の3つが不可欠だと子どもたちに言い続けてきました。日本一になるためには日本一の努力が必要ですが、これが一番難しい。日本のどこで、誰が、いつ、それ以上の努力をしているか分からないわけですから。だからこそ、これ以上はできないと言える努力を一人ひとりがする。その先にこそ揺るぎのない、確かな道が拓けるように思います。“

上達するためには努力を積み重ねていくことが一番で、その努力を継続するために仲間が大切だということです。

自分が選択してきた道で目標を決めたら、決めたことを実現するために実現するまで必要な努力をし続けることで、よき師とよき友と出会い、自分を成長させていくのです。

壁にぶつかったときにアドバイスをくれる師、手を抜きそうになったとき叱咤激励してくれる友、くじけそうになったときに頑張る力をくれる大切な人、そんな豊かな人間関係が長い間努力をし続けさせてくれるのだと思います。

多くの人は大谷選手のことを素質、能力の高さだと思っていますが、それを引き出すためにどれくらいの努力をしているのかを知らないからそう言うのです。

大谷選手は、どうしたらもっと野球が上達するのか、そのことしか考えていないと言い、どの努力をし続けています。

そして、長時間その努力をする中で、よき師、よき友と出会い、自分の才能を開花させてきたのです。

豊かな人間関係をもとに、成長していきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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