「嫉妬しているうちは福は回ってこない」

（小出義雄佐倉アスリート倶楽部社長）

“たぶん、運というのは誰もが持っているんですよ。それに気づかないで逃している人が多いんですよ。Qちゃんは素直だったし、明るかったし、何よりも嫉妬しない子でした。本当は嫉妬していたのかもしれないけれど表に出さず、「有森さん、よかったですね」「鈴木さん、よかったですねぇ」と喜んで、「私も頑張ります！」と言うタイプでした。だから僕はいつもうちの選手たちに口酸っぱくして言うんですけど、「自分だけ勝てばいいというのでは一流にはなれないよ」と。人間、嫉妬しているうちは本当の福は回ってこない。たとえライバルだとしても、人の喜びを「よかったね」と心から喜んであげて、「私も頑張るわ」と発奮剤にできるような人じゃないと伸びないと思います。“

他人の頑張りや結果を見て、「すごいなぁ」と素直に感じ、「私も頑張ろう」という気持ちになるかどうかが大切だということですね。

「自分には無理」と自分で自分の可能性を否定していては、本当は出来る力があるのに出来るようになりません。

「すごい人」と自分の違いは努力を積み重ねてきた時間の違いであって、多くのことは自分にも出来ることなのです。

本当は自分も「すごい人だ」、「すごい人になれるんだ」と気づくことで、その先の人生は変わるのだと思います。

出来ている人のことをよく見て、自分との違いが分かればあとはその違いを直すだけで、自分にも出来るのです。

大事なことは素直な心でよく見て、違いに気づくことであり、気付いたらその違いを変えるために素直に取り組むことなのです。

自分の固定観念を捨てて、自分をより良く成長させて、たくさんの笑顔をつくれるようになっていきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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