「自分の仕事を天職だと考える」

（福地茂雄アサヒビール社長）

“先輩から教わってずっとやっていることで、私の持論になっているんですが、”惚れる”ということです。相手に好かれようと思わないでまず自分のほうから好きになる。…好きになってもすべての相手が好きになってくれるとは限りません。しかし少なくともこちらが好きにならなければ、相手は絶対に好きになってくれない。好きになっても好かれない時はこちらの惚れ方がまだ少ないと思わないといけない。入社のときこそ希望を書きましたが、それ以来人事部がやってみたい仕事とか、転勤の希望を調査するんですが、いつでも白紙で出しました。というのは、学校を出て一年か二年一つの仕事だけをやっている自分よりも、ベテランが見て決めてくれたほうがよく分かるんじゃないか、なまじっか自分で決めないほうがいいんじゃないかと思いましてね。“

もっと良い仕事はないかと考えている人は、仕事に打ち込むことができませんから大した成果を出すことが出来ません。

自分から仕事に打ち込めなければ、自分の潜在能力を開花させ、仕事で成果を上げることはできません。

たくさんのご縁の中で自分が選んだ仕事ですから、今やっている仕事こそ、自分の天職だと自分が思わなかったらその時の自分を否定しているのと同じことですからとても残念なことなのです。

「今の仕事が自分の転職だ」そう思えば、仕事に身が入り、どんどん成果が出て、仕事が楽しくなり、潜在能力を開花させることができるようになります。

「どうせやるなら一所懸命。当たり前のことを桁外れの情熱でやる」それが人生を楽しくする方法です。

成功イメージに向けて、今の仕事を一所懸命に取り組めば、必ずたくさんの人の笑顔をつくることが出来るようになります。

みんなで成長して、たくさんのお客様の笑顔をつくっていきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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