「結果のコミュニケーション」

（田村潤キリンビール元副社長）

“高知視点は全国最下位クラスで、暗い雰囲気なのかと思いきや、意外と明るいんです。その理由はすぐに分かりました。みんな人のせいにしているんですよ。ビール業界では「商品力8割、営業力2割」とよくいわれており、本社の指示通りにやって売り上げが上がらないのは本社が悪い。自分のせいじゃない。負けても平気。誰かが何としかしてくれる。そういう典型的な大企業病、負け癖のついた集団になってしまっていました。…当時の高知支店には決めたことをちゃんとやり切る文化がありませんでした。この文化だけはせめて作らないと、組織にならないと思い、営業マンが自発的に目標を定め、それを現場のリーダーとの間で合意し、その結果をしっかり検証する「結果のコミュニケーション」を開始しました。“

自分で目標を決め、それを達成するために拘っていくことで、組織としてチームプレーが出来るようになり、成果をあげられるのです。

仕事は「約束を守る」ことで、みんなの役に立ち、約束を守ることの積み重ねで信用・信頼を得ていくものですから、約束を守ることに全員が拘ることが大切なのです。

約束を守れなくても仕方がない。自分は悪くない。などと自分に非はないと思っている人ばかりで状況が改善するはずがありません。

約束を守ることに、全員で拘り、知恵を出し合い協力することで、たくさんの人の役に立つことができるのです。

言い訳を捨て、どんな状況でも約束を守る。成果を出す。そう思って、日々より良くしていくことで約束を守り続けることができるようになります。

約束を守ることで、みんなから信頼を得るのと同時に、実績に基づいた本当の自信を得られるようになっていきます。

ひとりの力では守り切ることが難しいこともありますが、周りの力も借りていけば守り続けることは可能になるのです。

みんなで知恵を出し合い、約束を守り続け、付加価値を高めていきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

==================================================

あなたの仕事を支えるビジネスパートナー

　　「縁の下の力持ち」そう言われることが私たちの誇りです。