「仕事がない時こそ最大のチャンス」

（隈研吾建築家）

“僕は仕事が来ないことが怖くありません。身の丈に合ったサイズの仕事さえやっていれば満足できる。仕事がないのは、むしろ一つのチャンスだと前向きに受け止められるようになりました。講演などを通して学生に言うんですよ。「仕事がないことが君たちにとって一番のチャンスかもしれないぞ」って。忙しい時は期限に追われてあまり考える時間が持てない。仕事がない時こそ、じっくり試したり考えたりできるチャンスだ。それが建築家にとって一番のことなんだと話すと、「そういう話はいままで誰からも教えてもらったことがありません」という答えが返ってきます。僕の話の中で学生が一番頷いてくれるのは、実はその部分なんです。“

仕事が無いと不安になる人が多いと思いますが、仕事が無いからこそできることもあるのです。

その時間を無駄にすること無く活用できるかどうかが、チャンスを掴み取れるかどうかに関わってくるのです。

仕事が無いということは、その分、時間があるのだから、今の問題点はもちろん、先に怒る問題点を解決していくことに充てることができるのです。

仕事がないということは、今までのやり方に問題があるということでもありますから、今まで通りから変えていく最大のチャンスなのです。

時間が出来たらゆっくりしたくなる気持ちもわかりますが、そこでゆっくりしてしまったら何も変わりませんから同じことの繰り返しとなってしまいます。

今までを振り返り、今後より良くするために行動していく時間にしていくことで、未来は豊かになっていくのです。

日頃から反省をしておけば、時間が出来た時にやることはたくさん用意しておけるものです。

みんなの豊かな未来を創るために、日ごろから時間をつくって反省しておく習慣を身に付けておきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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