「ドラッカーの説く、なすべき貢献の中身」

（佐藤等ドラッカー学会理事）

“「なすべきこと」を「できること」に変えていくことが自己開発です。仕事においては、顧客の存在抜きに「やりたいこと」が先行することはありません。目の前の「なすべきこと」は、いろいろな縁の中でたまたま自分がさせてもらっているのです。目の前のなすべき貢献、すなわち仕事をさせてもらっていることに感謝し、さらに自分を磨き高める努力を続けることです「やりたいこと」は、任された場で全力を尽くし、その場を高めたその先に見えてくるものです。「なすべき貢献は何であるかという問いに答えを出すには、三つの要素を考える必要がある。第一は、状況が何を求めているかである。第二は、自己の強み、仕事の仕方、価値観からして、いかにして最大の貢献をなしうるかである。第三は、世の中を変えるためには、いかなる成果を具体的に上げるべきかである」“

「やるべきこと」を出来るようにしていくことが、自分を成長させるということであり、「やるべきこと」をやったうえで「やりたいこと」をすることが大切だということですね。

当たり前のことですが、「やりたいこと」が先行してしまいがちになってしまいますね。

義務を果たさずに権利を主張しても受け入れられることも豊かになっていくこともありませんから、先ずは「やるべきこと」をやる事が大切なのです。

お客様に貢献するから、会社に貢献でき、プライベートにも貢献していくことができ、自分の生きる価値になっていくと思います。

仕事は、自分がやりたいからつくられるのではなく、お客様が必要としてくださるから仕事として成り立っているのです。

仕事はお客様のために必要となる色々な作業で構成されていますから、お客様のために「やるべきこと」に全力を尽くしていく中で、「やりたいこと」を見つけることで、自分の人生を豊かにしていってくれるのです。

自分が必要とされることに感謝して、その想いに全力で応えていきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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