「上達の三原則」

「上達の三原則−よき師、よき友、長時間」

（丸谷明夫淀川工科高等学校吹奏楽部顧問）

“能率のいい方法や、すぐ上達する方法を考えがちなんですが、そういうものはなくて、やっぱり変わった手、相撲で言えば猫騙しなんか使わず、がっぷり四つの寄り切り、譜面に書いてあることにきちっと応える王道ー王の道、それを貫いていくしかないと思うんです。では何が王の道か、それを支えるものは何かと言えば、「一念」以外にないと僕は思う。自分はこうやりたいと思ったことをそのまま真っすぐやる、それこそが唯一拓ける道でしょうね。…それは覚悟というものに近い一念ですが、それがある人間はやっぱり強いですね。…上達には「よき師、よき友、長時間」の3つが不可欠だと子どもたちに言い続けてきました。日本一になるためには日本一の努力が必要ですが、これが一番難しい。日本のどこで、誰が、いつ、それ以上の努力をしているか分からないわけですから。だからこそ、これ以上はできないと言える努力を一人ひとりがする。その先にこそ揺るぎのない、確かな道が拓けるように思います。“

成果を掴み取るためには、努力をするしかないということですが、その努力を正しく、継続するためには仲間が大切だということですね。

どんな世界にもすごい人がいますが、どのすごい人を見ても努力なしで成功した人はいませんから、生まれ持ったの能力やセンスの差ではなく、努力の差なのだと思います。

これ以上はできないと言える努力を継続すれば、必ず何かしらの成果が得られるものですが、普通の人はひとりだけでは継続するのが難しいものですから、仲間の力が必要なのです。

仕事をしてお金を頂くというのは、その道のプロということですから、自信を持って自分はプロと言えるように努力をすることが必要だと思います。

今はプロの技術は知識は足りないかもしれませんが、いつかはプロの技術や知識を持てるよう最大限の努力をすることが、プロでない自分にお金を払ってくださっている今のお客様に対する最低限の礼だと思います。

自分にはできると信じ、自分の能力を開花させていくよう、みんなで叱咤激励していきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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