ディーゼルエンジンのインジェクターは、常に燃焼室内で高温高圧の燃焼にさらされるため、長期間の使用によってインジェクターの先端部(ノズル)に付着物が堆積されてしまいます。こういった燃焼による発生したカーボンなどの付着物はインジェクターの噴射量を低下させてしまい、エンジンのパワーダウンやアイドリング不調などに繋がります。長期間使用したインジェクターの交換などの整備費用は高額で、場合によっては一台当たり30万円掛かってしまう場合もあります。また、自力で洗浄する場合は、整備知識がないとできない上、かなり手間が掛かってしまいます。作業する人間のスキルのよっては多少変わりますが、一般的に分解洗浄の手順としては
- エンジンパーツの分解
- 外観の簡易洗浄や化学浸透処理など洗浄前処理
- 洗浄剤による洗浄処理
(※走行距離が長い場合はカーボン除去するためのカーボン層脆化処理や浸透処理などが必要) - 洗浄剤の除去・拭上げなど洗浄後処理
となることが多いです。